売れる同人誌を作るために必要なことについて考えた

こんにちは!ねこたろうです =^ω^=
突然ですが、僕には密かな夢があります。
それは、・・・
\イベントで同人誌を/
\たくさん売りたい!!/
今回は、そんな密かな夢を叶えるために必要なことについてです。
文全体はかなり長いので、まず結論をまとめておきます。
- 画力はいわずもがな!
- イベント当日は勝負の半分以上がすでに終わっている
- 画力より広報!
- 何ごとも1回で懲りないこと
以上について、かなりめんどくさく説明していきたいと思います!
評価されたーい!
絵を描く理由は人それぞれもちろん違うと思います。
しかし、自分の書いた絵を誰かに褒めてもらったり、SNSなら『いいね』をもらったりしたときに嬉しくない人はいないのではないでしょうか?
絵というのはもちろん、自分一人でも楽しめる趣味だと思うし、コツコツ自己研鑽を重ねるのは達成感があります。
けど、けど!
やっぱりその頑張りをだれかが評価してくれた時の喜びはひとしおですよね!
さらに、その評価をお金としていただけときの嬉しさは格別だと思います!
だって、人は価値があると感じるものにお金を払うものですから。
「お金を払ってもいい」と思われるほどの価値を、自分の絵で生み出せたら…。
書き手にとってこんなに幸せなことはないでしょう!
同人誌即売会で売れるって実はすごいこと!
最近ではコミケをはじめ、同人誌即売会のイベントも広く人々に認知されてきました。
一次創作や二次創作などの同人誌を作ってサークル参加する人もずいぶん増えたように思います。
「参加したことはないけれど興味はある」という人も多いのではないでしょうか?
かく言う僕も、実は同人誌を作ってイベントに参加したことがあります。
「ぶっちゃけ、サークル参加するだけで案外売れるのでは?」
なんて舐めたことを考えていましたが実際は、全くと言っていいほど本を手に取ってもらえず…((+_+))
「まだまだ未熟なんだな・・・」と打ちひしがれ、しょんぼりしたのを覚えています。
そりゃ、同人イベントはファン同士の交流や自分の作品の発表の場としての在り方がメインです。
しかし、実際問題として同人誌の印刷代やイベント参加料、会場までの交通費など実は意外と経費のかかるのもまた事実です。
「お金お金」というといやらしく思う人もいるかもしれませんが、結構な出費をしてまでサークル参加する以上、 やはり売り上げは「ない」より「ある」方が圧倒的にいいし嬉しいです!
それが今後の活動のモチベーションや資金にもなりえます。
「○○のサークルはこんなに売れている!」
「○○のジャンルはこんなに注目されている!」
というニュースや記事を見ていると「本は売れて当たり前」「簡単に買ってもらえる」と思いがちですが(まぁ僕もそうだったけどね)
実際、イベントの中で同人誌を売り、その売り上げを黒字にできるサークルなんて本当にごく少数…!
そんなサークルはとてもとても限られたThe・選ばれし者たちのみです。
でも…
「もしそんな風になれたら・・・」
同人誌を作ったことのある人にとって、必ず一度は考え、そして夢見ることではないでしょうか。
その例にもれず、僕もそう思わずにはいられない1人であります。
売れるために必要なものって何だろう??
『売れる』ためにはどうすればいいのか、何が必要なのか。
前置きが長くなりましたが、今回はそんなざっくりしたテーマについて掘り下げていきたいと思います。
売れるために大切なこと、それはもちろん「画力」!!
そんなのわかっとるわい!!
イベントで長~い行列ができるサークルさんの圧倒的画力の高さ!!
みんな絵がとーっても上手で、そのレベルはたやすく心のペンが折られる程です。
例えるなら、テレビの中の人!
絵を描くという能力において自分には届かない優秀さをもった特別な存在…!
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”nekosuke.jpg” name=”ねこたろう”]
あー画力欲しいなぁ…(遠い目)
[/speech_bubble]
でも、必要な物って本当に画力だけなのでしょうか??
初めてのサークル参加で実感したこと
ここで僕の昔話を。
僕が同人誌即売会の存在を知ったのは大学の漫画研究サークルにいたときのことでした。
先輩に初めて連れて行ってもらい、その凄さに圧倒!( ゚Д゚)
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”nekosuke.jpg” name=”ねこたろう”] こんなにたくさんの人が自分の本作ってんの!?
すごー!![/speech_bubble]
その後、大学のサークルメンバーで二次創作の合同誌も作りました!
それが僕が初めて作った本でした!
*売れることを確信して希望に満ち溢れているメンバーたちの図↓
/ うえーい! \
内容を一生懸命考え、
まだ慣れなかったデジタルソフトですべての作業を行い、
夜遅くまで徹夜して、
同じ作品を好きな人が手に取ってくれることを夢見て、一冊の本を作りました。
でも、手に取ってくれる人はいませんでした。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”nekosuke.jpg” name=”ねこたろう”] …え? [/speech_bubble]
今思えばそんなの当たり前ですけど(実は先輩たちもこんなもんって知ってたし)
でも、かなり頑張って本を作った分、僕にとってその現実は大きな挫折と言ってもいいほどの衝撃でした。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”nekosuke.jpg” name=”当時のねこたろう”]
「同人誌売るのって…、実はめっちゃ大変なのでは!?」
[/speech_bubble]
あちこちにある長い行列を見て、
ぶっちゃけ「イベントに出れば本って売れるもんなんじゃないの?」なーんて考えていた僕が初めて「イベントで同人誌を売る難しさ」を痛感した瞬間なのでした。
サークル参加で得た教訓
僕が同人誌即売会にサークル参加してみて分かったこと、感じたことは次の通りです。
- 画力!もちろん大事!画力 is 攻撃力の高さ!
- 旬の作品、人気の作品の同人誌はブームという波に乗れる!
しかし供給(書き手)が多い分、強豪揃いで比較された時に勝てるかが勝負を分ける。
- 認知度の低い作品やブームが去った作品の同人誌は供給が少ない分、作品のコアなファン(需要)が集まりやすく、手に取られやすい。
- しかしそんなもんより、なによりも大切なのはサークルの「存在の周知」!!
そう、本を売るために最も大切かつ重要なこと、
…それは 「周りに認知」されているかどうか!
どんなにすごい本ができても、 それがだれにも知られていなければ、本は存在していないも同然!
また、周知されているかで言えばサークルだけでなく、本の内容も同様です。
どんなキャラが出てきて、どんなお話なのか、
シリアスなのか、ギャグなのか、日常なのか、R‐18なのか…。
それを知ってもらうのはとても大切です。
なので、配布する同人誌の中身やあらすじなどは、イベント前にpixivやSNS等で十分宣伝しておきましょう!
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”nekosuke.jpg” name=”ねこたろう”]でも、すでに本の中身を見た人や知っている人が、わざわざ同じものを買うの? [/speech_bubble]
買います!
逆に、
「何が書いてあるのか(面白いのか面白くないのか)分からない本をお金を出してまで買いますか?」
と言われるとどうでしょう?
例えば、Amaz〇nで見かけただけのどんな商品なのかも分からない物を即ポチする人なんて普通はいないですよね。
スペースの前で買う前に中身をチェックする人もいますが、そんなのすご~く一握り。
だいたいの人たちはあなたが何を描いたのか、何を作ったのかすら知らずに会場内をウロウロしています。
もしも、少しでも作った本に関しての前情報があれば、
買い手は
何のジャンルなのかを把握でき、
好きなキャラが出ているかどうか、
内容の趣味が合うかetc、etc…
を知ることができ、安心してあなたの本を買うことができます。
そして、そこで面白いと思ってもらえれば、またイベントに参加した時にはあなたの本を手にとってくれます!
それってめっちゃ嬉しいことですね!
事前の広報活動の大切さがわかってもらえましたか?
そのためには、継続して情報を発信し続ける根気や、SNSなどで自分のことを知ってもらうつながりを大切にしましょう!
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”nekosuke.jpg” name=”ねこたろう”]
まぁ、それがまた難しいんだけどね!
[/speech_bubble]
当時の僕は上記のことなんて考えもせず、「とりあえず上手ければいいんだ!」と日々の発信や活動を疎かにしていました。
ってか、コミュ症の僕には必要なことが分かってはいても、やっぱり根気強く発信するというのはハードルが高かったんでしょう。
失敗しても懲りるな!
上手く描けない…。
売れない…。
思い通りにいかない…。
もしこれからもずーっとそれが続いていくかもしれないとしたら、大体の人はその道をあきらめるでしょう。
でも、大体の人があきらめるような道を歩き続けられたら、
それだけであなたはすごい人です!
失敗したっていいんです!
だって、失敗すれば少なくとも、もうその方法を試さなくてもいいことは分かります。
失敗は誰だって怖い。
でも失敗は、それまでの自分の努力や時間を否定するものではありません。
「その方法では “まだ” ダメだ」
「このままでは “まだ” ダメだ」
と気づかせてくれるだけの物なんです。
ダメだってわかることも立派な成功の一つなんです。
僕はそう考えられるようになってからは気持ちがずいぶんラクになりました。
本当に何もしないやつは、そもそも失敗すらできないからね!
だから失敗しても懲りないでください。
失敗しても、手を変え品を変え、嫌になって一時的に投げ捨てても、
とりあえず色々考えながら続けてください!
なんて偉そうに言いますが、ぼくも全然ダメダメなので、
たくさん失敗して、その分だけ成長したいと思います!
以上ねこたろうでした!