同人誌制作日誌その4 原稿を進めよう!クリップスタジオ(クリスタ)の便利機能を紹介!これで作業がサクサク進む!

今回は、ぼくが同人誌を作る中でお世話になったクリップスタジオの使い方や便利技を紹介します!

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デジタルペイントソフトにはできることがたくさん!

ひとつひとつ手間を惜しんで描くことも大切ですが、それよりも大切なのは完成させること!
コレに尽きます!!

デジタルソフトのいいところは、アナログでは時間のかかることを簡単にできたり、やり直しがきいたりするところです!

しかし、そんなデジタルも使いこなせなければ本領を発揮できないし楽しくありません!
なので、今回は僕がよく使っているクリップスタジオのちょっとした便利技についてご紹介します!

デジタルペイントソフトは知れば知るほどびっくり便利な機能が盛りだくさんですよ!

便利技なんて言いつつ、「もう知ってるよ」って人もたくさんいるかもしれないけど気にせず行きましょう!

 


  • 設定編
    ・ショートカットキーの設定
  • 線画編
    ・ベクターレイヤー
    ・ペンのベクター吸着
    ・消しゴムのベクター消去
    ・手ぶれ補正
  • 色塗り編
    ・塗りつぶし
    ・自動選択

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”nekosuke.jpg” name=”ねこすけ”] *これから少しずつ、使い方の動画も入れていきたいと思ってます![/speech_bubble]

設定編

〇ショートカットキー

操作ミスをした時は取り消しボタンを押すことで操作前の状態に戻すことができます。

しかし、いちいち左上の取り消しボタンを押すのはとても面倒くさいし作業が中断してしまいます。

んな時はショートカットキーを設定しましょう!

ショートカットキーを設定することで、キーボードのボタンを1つないし2つ押すだけで色々な機能の切り替えが素早くできます!

ショートカットキーを設定するには、左上の「ファイル」>「ショートカット設定」です。

「設定領域」を選べば取り消しだけでなく、ツールなど様々な機能のショートカットキーを決めることができます。

「ショートカットを編集」押し、自分が設定したいキーを押してください。
僕の場合はキーボードの「C」を押せば、取り消しができて、ひとつ前の動作に戻るように設定しています。

キーが被っている場合は「Shift」「Alt」などと組み合わせると違うキーとして認識してくれますよ。

よく使う機能やツールなどはショートカットの設定をしておくことで、1つ1つの動作をとても素早く行うことができるので作業をスムーズに進められます!

線画編

線画(下書き・ペン入れ)の時には以下のことを知っていると作業がサクサク進みますよ!

○ベクターレイヤー

レイヤーにはラスターレイヤーとベクターレイヤーの2種類があります。

ラスターレイヤーは線を書いたり色を塗ったりなど、作業全般を行うことができるレイヤーです。

一方、ベクターレイヤーは線を書くことに特化したレイヤーです。

ラスターレイヤーとベクターレイヤーは絵を描く上での仕組みが少し違っています。
この話はまた、次の機会にしたいと思うので割愛します。

線画を描く場合はベクターレイヤーを使うことで後々の修正などがとても簡単・便利にできるので、下書きやペン入れを行う時は必ずベクターレイヤーを使用しましょう。

〇ベクター吸着

ベクター吸着はベクターレイヤーでしか使えない機能です。

ペンや鉛筆などのツールプロパティで選ぶことができます。

これは途切れ途切れの切れた線も繋ぎ合わせてくれるスゴイ機能なんです!

例えば絵を書いていて線同士がうまく繋がらなかったり、つなげたいはずの線がずれてしまったりしてイライラすることはありませんか?

そういう時はベクター吸着を使ってみてください!

どれくらいの吸着度(引っ付きやすさ)にするかはメモリ調節できます。数字を打ち込むことで、目盛り以上の吸着力を持たせることも出来ます。
しかし、あまり吸着力を上げ過ぎると線がいびつな引っ付き方をして逆に使いづらいので、使いながら調節していきましょう。
少しずつ線を進める人はこの機能を使うとかなり素早く作業を進めることができると思います。

〇ベクター消去

これもベクターレイヤーでしか使えない機能です。
消しゴムやペン、鉛筆などのツールプロパティ内の「ベクター消去」にチェックを入れるとこで使うことができます。
ベクター消去は3種類ありますが、特に真ん中の「交点まで」はとても便利です!

 

「交点まで」なら線の一部を消すだけで勝手に交点までの線全体を消してくれます。
「線全体」なら重なっている部分や交点を無視してとりあえずひと筆で描いた線全体を消してくれます。
ベクター消去ならはみ出したところも一発で綺麗にすることができるのでとても重宝しています。
僕はいつもこの機能で髪の毛の枝毛を消しています。

○手ぶれ補正

この機能はラスターレイヤーでもベクターレイヤーでも利用することができます。
線を引いていると、特に慣れないうちはどうしても線がガタガタになってしまったり、長いストロークを一度に引くのが難しいです。
そんな時に手ぶれ補正を使うと、ガタガタの線もまっすぐに補正してくれます。
しかし、これも数値を上げ過ぎると描きにくいので描きながら調節してください。
特に、クリスタに慣れていないうちはこの機能にお世話になると思います。

○線幅修正

絵を書いていて、ペンの太さが違ったり、後から「もっと太く(細く)したい」と感じたりすることはありませんか?
線画は線が細い方が綺麗に見えますが、やっぱり細いペンのまま描くのは難しいです。
そこで、完成してから線の太さを調節したい!という人は是非「線修正」のサブツール「線幅修正」を使いましょう!

線幅修正はベクターレイヤーでもラスターレイヤーでも使用することができるのでとても便利です!
*「指定倍に拡大・縮小」「一定の太さにする」はベクターレイヤーでのみ使用可能です。

  • 線を太くしたい場合は「指定幅で太らせる」
  • 細くしたい場合は「指定幅で細らせる」

を選択しましょう。

「指定幅で太らせる・細らせる」は今の線からメモリで合わせた数値分だけ太くしたり、細くしたりすることができます。

「指定倍に拡大・縮小」は指定値分だけ倍々で太くしたり、細くしたりできます。
「一定の太さにする」は言葉のままで、太さの違う線を一定にしてくれます。

この機能を使えば線画を書いた後から調整することができるので、書き直しや失敗を恐れる必要がありません。

色塗り編

カラーイラストにとって色塗りは命とも言うべきもの!
楽しむところは楽しんで、ラクできるところはラクしちゃいましょう♪
色を塗る場合はラスターレイヤーを使いましょうね!

○塗りつぶしの「隙間とじ」

色を塗るとき、大抵の人は「下塗り」と言う、配色を決めて色分けをする作業を行うと思います。
ここの作業で大変なのは線からはみ出さないように塗ることです。
アナログ画材のようにペンで線の内側を塗って中央を塗って・・・、というやり方だとかなり時間がかかり、神経も使います。
一気に塗ってしまうには「塗りつぶし」のツールが便利ですが、通常、塗りつぶしは少しでも隙間が開いていると、塗りたいところ以外にも色が広がってしまいます。
そこでオススメしたいのが、塗りつぶしの「隙間閉じ」です!

 

塗りつぶしのサブツールを「他レイヤーを参照」にして、ツールプロパティ内の「隣接ピクセルをたどる」と「隙間閉じ」にチェックを入れると少しくらいの隙間なら“閉じているものと見なして”いらないところまで色を広まらせずに塗りつぶしてくれます。
塗るたびに色がはみ出して、隙間を探して埋めて、また塗りつぶして・・・。
という手間を解消してくれます。
隙間の大きさは目盛りや数値でコントロールできますが、隙間が大きすぎると限界がありますので要注意です。

〇塗りつぶしの「囲って塗る」、「塗り残し部分に塗る」

細かい塗り残しを素早く漏れなく塗るには塗りつぶしのサブツール「囲って塗る」や「塗り残し部分に塗る」を使うととても便利です!

・囲って塗る
これは閉じられているところだけを感知して色を塗ってくれます。
こちらも隙間とじの機能が使えるので少しぐらい隙間が開いていても大丈夫!

・塗り残し部分に塗る
これも同様に、こまかい塗り残しがあっても、それを見つけて色を塗ってくれます!

〇自動選択

「自動選択」は閉じられている空間を自動で読み取って範囲選択をしてくれます。
「自動選択」を使って塗りつぶしをする場合は、範囲を選択し、選択範囲ランチャー内の塗りつぶしを押せばあっという間に下塗りや色分けができます。
範囲選択は塗りつぶしだけでなく、範囲を選択すれば「ここだけ手を加えたい」というところをピンポイントで作業できたり、トーンを塗ったりなど色々なことできますよ!

 


どうでしたか?
もうほとんど知ってる!という人もいたかもしれませんが、クリスタは便利な機能がたくさんあるし、まだまだ機能を知らずに使っている人も多いのではないかと思います。
「こんなことができたらいいな」ということはだいたいできると思っていますので、少しずつ機能に慣れたり、できることが増えたりすると楽しくお絵かきできると思います!

それではねこすけでした!

 

ペイントソフト『クリップスタジオ』についてはこちら↓

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