同人誌制作日誌その5 イベント前にすべき5つのこと!必要なもの、準備物、宣伝などやることはたくさん!

☆ 同人誌即売イベントの前にするべき5つのこと
ということで今回のテーマは「イベント前にしておくこと」についてです!
印刷所の締め切りに間に合ってもホッとするのはまだ早いですよ!
勝負はイベント当日ではないのです!
イベントを成功させるために大切なのは、 当日“までに”何をするか、です。
もう勝負ははじまっています!
むしろ、イベントが成功するかどうかは当日までにどれだけのことをしてきたかで決まると言っても過言ではありません。
実際、当日にできることなんてほとんどありませんし・・・。お絵かきするか寝るかくらい?
同人誌制作の工程
- 同人誌の内容(ジャンルなど)の決定
- イベントの検索
- イベントに申し込もう
- 印刷所の検索
- 同人誌の作成
- 入稿・納品
- イベントの準備 ←ここ
- イベント参加
本を作るって本当にすごいこと!
準備の話をする前に、いつもの長い前書きを。
同人誌を「見る専」、「買う専」の人、自分で原稿を書いたことがない人にとってはあまりイメージし辛いかもしれませんが、ぶっちゃけ、 本1冊、同人誌1冊を作るのはホンットーーーーーーに大変です!
「たかが20ページそこらのマンガ」と思うかもしれませんが、それを描き上げる努力、根性、時間作りにはめーーーーっちゃ大きな労力が必要なんです!!
じゃあ、そんだけの労力を払って何が得られるのか・・・?
現実はイベントにサークル参加しても10部頒布できるかどうか、ひどい時には1部売れるかどうかという場合も珍しくない世界です。
開催側のアンケートによれば、コミティアの頒布数の中央値は20部らしいですが、20もはけるって普通にスゴイと僕は思います。
人間なにに関してもそうですが、頑張れば頑張るほど、結果にそれなりの期待度が発生します。
「こんなに頑張ったんだから、一生懸命やったんだから、たくさんの人が買ってくれるだろう。読んでくれるだろう。見てくれるだろう」
そんなふうに期待しちゃうんですよね。
努力や達成感で自分の作品がやたらよく見えると言う脳内美化もはたらきませんか?僕はめっちゃはたらく!!!
だけど現実は残念ながらそうじゃない・・・。
むしろ逆のほうがとっても多い。頑張っても報われないことが山ほどある・・・。
じゃあ頑張らずに同人誌が作れたらなーって思うけど、でも!それでも!やっぱり頑張らないと同人誌一冊を作ることってできないんですよねw
だからまず、何かの思いを形にしようとする人たち、めっちゃすごい!!!
できて当たり前なんて全然そんなことない!!!!
仕事や家事や勉強、その他もろもろをしながら精一杯自分のしたいことを一生懸命する人たち!本当にすごい!!!自分を褒めてあげてほしい!!そして僕も褒めてほしい!!!ありがとうございます!
めちゃくちゃ頑張ってすごい労力と時間をかけたのに、イベントでなかなか結果が出せないことはとても悲しいことです。
もちろん、目標は人それぞれですが、「売れない」「作品を見てもらえない」って心にズーンと来ますよね。
だからこそ!
そうならないためには イベント前の準備がものすごーーーく大切!
できることはたくさんあります!
今回の記事の内容は、僕がイベントに参加する際に1冊でも多く同人誌を頒布したいと思ったのでネットで色々調べたり、知り合いの同人作家に聞いたりした調べ物の結果です。
僕自身、自分でやれそうなことはどんどん実践しました!
これからイベントを控えている方や、イベントにサークル参加してみたいと思われている方のために少しでも役に立てればいいと思います。
イベント前にすべき5つのこと
その1 原稿を早く仕上げる
その1のくせにかなり難しいことを言いますが、 原稿を早く終わらせればそのぶん宣伝活動に専念することができます!
もちろん、原稿と平行して宣伝活動をすることもできますが、精神的にも完成するか分からない物の宣伝をするのはちょっと苦しいですよね(逆に自分にプレシャーをかけると頑張れる人もいるのかな?)
また、原稿が完成していれば宣伝活動の時にサンプルとして原稿の一部や表紙を見せたりすることもできます。
原稿を早く仕上げるためにのクリスタの便利技はこちらから↓役に立つと幸いです。
同人誌制作日誌その4 原稿を進めよう!クリップスタジオ(クリスタ)の便利機能を紹介!これで作業がサクサク進む!
その2 イベントに必要なものを用意する
イベントまでに前もって当日に必要なものを用意しておきましょう!
イベントには参加チケットと本さえあればいいですが、それは最低限の最低限!
本だけがポツンと置かれているよりも、スペースが華やかだったり、たくさんのものが置いてあれば、目にも止まりやすいし、熱意が伝わり良い印象を持ってもらうことができます!
っていうか、ぶっちゃけ、敷き布くらいはないと悪い意味で浮きます。
ほとんどのサークルさんは本当にスペースをキレイに設営されるので・・・。
〇これさえあればとりあえずは大丈夫!最低限グッズリスト!(忘れ物チェック)!
- サークル参加のチケット(忘れると中に入れないよ!)
- 頒布する作品
- おつり
- 筆記用具
おつりは作品の値段によって用意する中身が違うと思うので各々考えて用意しよう!
〇あると便利&人目をひけるグッズ♪
- 敷き布
- 値札
- 本立て
- スケッチブック
- コルクボード
- 色紙
- 名刺
- スペースをアピールするもの
- ポスター
- 一目で作品の内容を伝えられるもの
すべてを用意できなくても、 敷き布、値札、本立てがあれば最低限見栄えは良くなります!
特に、まだ作品数が少なく、机の上に置くものがない場合は、本立てやコルクボード、スケッチブックを活用して華やかにすると寂しくないですよ!
また、 設営の仕方も前もって考えておきましょう。
そうすればおのずと必要なものも分かりますよね!
「どういう設営にすればいいのか分からない」という人は、ツイッターやインスタなどで検索してみましょう!
同人誌即売会のイベント当日には「設営完了」のツイートと同時に設営の写真をあげている人がたくさんいるので、良いなと思ったものを参考にしてみてください。
その3 SNSを活用した宣伝活動
現在はインターネット社会です!
同人誌という存在が広まりつつあるのは、出版社に頼らずに自分からどんどん情報を発信することができるようになってきたのも大きいのかもしれませんね。
情報を広めるなら、Twitter(ツイッター)やInstagram(インスタグラム)、pixiv(ピクシブ)など気軽に情報を発信できる媒体がたくさんあるので積極的に活用しましょう!
まずは広報活動によって知ってもらうこと!それに尽きます!
そして、そのためには常日頃から色んな人とコミュニケーションをとっておくことが大事だったりもします。
その4 ストーリーや登場人物を知ってもらう
SNSでイベント告知をすることも大事ですが、それと同時に同人誌のストーリーやキャラクターの紹介もして、みんなに興味を持ってもらうようにしましょう!
二次創作なら、どんなキャラがメインなのか、どんなストーリーなのか。
一次創作ならどんな世界観なのか、どんなキャラクターが出てくるのかなどを伝えると興味を持ってもらいやすいです。
SNSならハッシュタグの中に創作紹介系のものがあるのでそれらを利用すると発信しやすいし、探している方も見つけやすいので多くの人に知ってもらえてオススメです。
キャラクターから好きになる人もいれば、世界観やストーリーを好きのきっかけにする人もいるので、キャラクターのビジュアルやデザイン設定をまとめたり、あらすじを説明したりなどしておくと、自分自身創作の役に立つしみんなにも知ってもらえます!
何かひとつでも読者が好きになってくれればこちらとしてはとても嬉しいし励みになりますよね。
そのためには、イベント前だけでなく、常日頃から情報を発信する継続性が大切です。
発信する回数が多ければ見てくれる人も増えるし、人間何度も見ている物には親しみを覚えます。
イベント前だけでなく、日頃の創作活動の結果がイベントいう結果に表れると考えましょう。
その5 無料配布するものを用意する
同人誌は売れなくても、無配(無料配布)のポストーカードや名刺、紹介がてらのちょっとした漫画などは結構手に取ってくれる人が多いです。
やはり面白いかどうか分からない物(特に一次創作)にお金を払うのはハードルが高いので、 まずは手に取れて形に残るものを用意することで今後さらに興味を持ってもらえたり、新しいつながりが生まれたりします。
そもそも誰でも自然に目に入るSNSなどとは違い、その人が自分で無配をもらうという決断をしている時点であなたのその作品に興味があると言うことです!
イベントはその日で終わっても、人同士のつながりが続いていけばこれからもっと作品を好きになってもらうことも出来ます。
ツイッターやpixivのIDを載せたポスカや名刺などを用意しておけば良い縁に巡り合うことも出来るかもしれませんよ!
どうでしょう?
イベントは本を作って完成!だけではなく、もっともっと楽しみを深めるためにできることが本当にたくさんあります!
一気にすべてのことをするのは難しいし、準備には時間もお金も必要なので、まずは楽しんでできることから始めましょう!
次回はついにイベント当日の様子についてお伝えします!
では、ねこすけでした!(≧▽≦)