同人誌制作日誌その6 ついにコミティア!イベント参加!会場でやること、イベントを振り返っての成果と感想反省

こんにちは!ねこすけです!
今回はいよいよ同人誌即売イベントについてです!
- 同人誌の内容(ジャンルなど)の決定
- イベントの検索
- イベントに申し込もう
- 印刷所の検索
- 同人誌の作成
- 入稿・納品
- イベントの準備
- イベント参加 ←ここ
☆ いよいよイベント参加!
イベントに向けて同人誌を作ると決意したのが去年の12月くらい。
そこから始まり、実際にイベントの申し込み→印刷所の決定→原稿完成!→イベントの宣伝や準備・・・。
と色々やってきました!
同人誌完成!
同人誌もイベント4日前くらいに無事届き一安心!
印刷所やイベントによっては会場にそのまま搬送してくれるところもありますが、当日届いていなかったら・・・と少し怖くなったのでイベント前に自宅に届けてもらいました。
完成した同人誌を見て感動!
「おおー!!できあがってるー!!」と万歳しました(≧▽≦)/
オールカラーということで少し不安もありましたがとってもきれいに印刷されていました。
印刷所「ワンブックス」さんは原稿のテンプレートなどがないため、何となくで原稿を作成したのですが、コマが切れることなくちゃんと収まっていました。
ちょっとギリギリの奴もあったのでヒヤヒヤ(笑)
はじめてオールカラーで同人誌を作り、RGBとかCMYKとかよく分からないまま入稿したのですが、自分が思っていたよりも色が目立っていたり、ハイライトが消えていたところがあったので印刷についてももう少し勉強しないといけないなと感じました。
主役の同人誌も到着し、後はイベント当日です!いざいざ!
イベント当日!
これまでの努力が試されるイベント当日です!いよいよですね!
と言っても、イベント当日にできることなんてほぼないので当日はわくわくそわそわしながら久しぶりのイベントを楽しみに電車に揺られて行きました。
開場は11時からですが、大体の人はそれより早く着いて自分たちのスペースの設営をします。
僕は朝に弱いのですがこの日は頑張って早起きして少し早めに会場入り!
二次創作のイベントでは隣のスペースに挨拶をしたり、自分たちの本を交換したり(二次創作の場合は自分と同じジャンルのことが多いから?)することも多いですが、一次創作となるとお互いの趣味嗜好も全く知らない者同士のため本を交換することも少ないようです。
とりあえず軽く挨拶をするだけ、またはしない人も多いようですね。
スペースを設営しよう!
会場についたら早速設営に取り掛かります!
今回僕が持っていったものは
- 新刊
- 敷き布
- 本立て2つ
- コルクボード
- なんか可愛い画鋲
- なんかかわいい付箋
- スケッチブック
- 色紙3枚
- 名刺
- ポスターカード2種類
- ペン、鉛筆、はさみ など筆記用具類
*敷き布とスケッチブック以外はほとんど100均。
名刺とポスターカードは当日の朝にコンビニで印刷しました(笑)
レッツ設営!
雰囲気で敷き布や本立て、コルクボードなどを駆使してスペースを設営します。
今回のイベントで頒布するのはこの日のために作った新刊1冊のみ・・・。
「これだけじゃかなりポツンとしてしまうだろうな・・・」と思って色々準備物を用意しましたが、それでも実際に設営すると自分が思っていたよりもかなりスペースは広々として見えました。
コルクボードや本立て、名刺とかポスターカードを用意しておいて本当に良かった!
とりあえず持ってきたものすべてを雰囲気でオシャレっぽく並べてようやく少し華やかに見える程度に設営が完了しました(笑)
そして一般参加の方々も会場~!拍手ぱちぱち!
開場した瞬間に走って目的のサークルさんに向かう人(会場内は走っちゃだめだよ!)、パンフを見ながら色々位置を確認する人など、「イベント来たなー」って雰囲気が嬉しくて心がワクワクしました!
対面のサークルさんはかなり人気があるらしく、開始すぐに蛇のような行列が!
「どうしたらあんなふうにみんなに求められるものが作れるんだろう?」
まだ1冊しかない机の上を見ながらそんなことも考えました。
ずっと続けていけば、あんなふうになれるかな?
自分が目標としていたK君みたいに、目の前のあのサークルさんのように、自分が作りたいものと、買ってくれる人が欲しいと思ってくれる共通のものを作れるかな?
「きっとあの人にできるなら、僕にもできるだろう!」
できるまでやればできないことはない!
もっともっと画力をあげて、うまくなって、たくさんの人に興味を持ってもらえるようなものが作りたい!
つけるべき力もやりたいこともたくさんあることに気づいたし、自分の未熟さや他の人の上手さ、これからのやる気や創作意欲など、本当にたくさんの刺激をもらったイベントでした!
見本誌を提出しよう!
コミティアにはサークルスペースとは別に見本誌コーナーがあります。
必ずしも強制ではありませんが、見本誌のシールを貼った同人誌を1冊提出します。
見本誌コーナーに提出された同人誌はその場で読むことも出来るし、後日開かれる見本誌読書会というところでも読むことができます。
「ここで読めるなら、本を買ってくれる人がいなくなるのでは?」と思うかもしれませんが、人間というものは本当に買う価値があるものしか買わないものなので、タダで読んでも欲しいと思ったら買ってくれるし、どんなにいい物でも価値を感じなければ買ってくれません。
僕としては少しでもたくさんの人に読んでもらって宣伝になるなら、と考えて提出しました。
見本誌読書会とは?
例)関西コミティア
関西コミティア見本誌読書会は、即売会の開催後1~3ヵ月以内に行われます。読書会の直前の関西コミティアにて見本誌として提出された本を、静かな環境でじっくり読むためのもので、主に即売会当日にスペースにいて会場を周れないサークルさんや、他人の作品を見て勉強したい描き手さんを対象と考えております。
読書会当日は、これまでの関西コミティア・ティアズマガジンかんさいの生原稿を見ることができたり、他の作家さんと作品を見せ合ったりする場も設けており、技術交流の場としてご活用いただいております。
自分の作品を直に他の人に評価してもらいたい人、他人の作品を見てインスピレーションを膨らませたい人、きっとそれぞれの人にとって有益な1日になると思いますので、ぜひ足をお運び下さい。
引用元 http://www.k-comitia.com/gaiyo.html
そしてあっという間に同人誌即売会終了
結果は…5冊買ってもらえました!
あらかじめイベントに参加されると聞いていた知人が一冊買ってくれた他、少なくともその日初めて会う方々がわざわざ足を止めて僕の本を買って行ってくれました!
めっちゃ嬉しかったーーーーーーーーーー!!!!!
自分の作った本をお金を出してまで求めてもらえたときの嬉しさ、価値を認めてもらった時の喜びはひとしおでした!
これまで頑張ってきた努力が報われるってこんな嬉しいんだなと買ってくれた人をスリーパーホールドしたくなるほどでした!
それに、買ってはくれなくても本の中身を見てくれたり、スペースに足を止めて表紙を見てくれる人もちらほらいて、それだけでとても嬉しかったです!
たくさんのサークルさんがいて、本やグッズがある中でわざわざ僕の作品に注目してくれたってことですから!
少なくとも、僕の本の表紙や設営には人を惹きつける魅力がちゃんとあるんだな、と少し自信が持てました。
たまに席を立って会場を見て回った以外はスペースでぼー・・・とし、大体1時間に1冊買ってもらえたペースで時間は過ぎていきました。
イベントが終わり、その場の気分で撤収作業まで手伝って帰路について僕の同人誌即売会は終わりました!
僕の本を買ってくれた方、スペースに来てくださった方、ありがとうございました!
今回のイベント参加を振り返り、自分なりに頑張ったことややってよかったこと、もっとこうしたらよかったな、などの反省をしたいと思います!
イベント当日に頑張ったこと・やってよかったこと
○ とにかく設営は見栄えよく!
コンテンツの力を借りて人が来てくれる二次創作と違い、一次創作は知ってもらうこと、注目してもらうことがまず第一です!(もちろんいい意味で)
今回は新刊1冊しかなかったので、自信があった同人誌の表紙をアピールできるように本立てを使い、コルクボードを使い、とにかく華やかになるようにがんばりました!
○ イベント会場での宣伝
前もっての宣伝を頑張っていたとはいえ、その宣伝を見てくれていた人の中でさらには実際に会場まで来る人は本当に少ないと思います。
となると、ほとんどの人は今日初めて僕の同人誌の存在を知るわけです。
先ほども言ったように、コンテンツを最初から知っている二次創作とは違うので本を見てもらうためには面白いかどうか、自分の好みかどうかを知ってもらう必要があります。
なので、始めての人にも本がどんな内容なのか分かるように、色紙に簡潔なあらすじを書いてコルクボードに貼り付けました。
イベント会場に一般参加されている人はわざわざ会場に来る分、一次創作に興味があり、自分好みの本を探している人たちです。
その人たちとしても、本を選ぶ指標として表紙やポスターなどの絵柄だけでなく、中身の話やキャラクターの説明があった方が楽しいし、選びやすいのではないかと思います!
○ 接客がんばった
一般参加の人を「客」というのは少し語弊がありますが、同人誌即売会の一番の特長は買い手と売り手が直接触れ合えるところです!
人と人とのコミュニケーションの場なので、とりあえず誰も来ない時でも、にこやかに笑顔を心がけました!
と言っても実際人が来ると緊張で何をしゃべったのか、ちゃんと日本語を話せていたのか全く覚えていませんが・・・。
本の面白さと作者の人格は必ずしも比例しませんが、ブスっとしている人よりは笑顔を浮かべている人の方が近寄りたいと思いますよね。
せっかく手に取って見てもらえる場に来ているんですから、たくさんの人に興味を持ってもらって、コミュニケーションをとるためにもやはり笑顔は大事です!
前の日はあまり眠れず睡眠不足でしたが、居眠りせずしっかり店番を笑顔で頑張りました!
○ 準備はやはり超大事だった!!
イベントを経て、やっておいて良かったなと思ったこと第1位はやっぱり前もっての準備ですね!
普段は楽観的で「なんとかなるでしょ」と物事を軽く考えがちな僕ですが、今回はスペース用の敷き布を買ったり、新刊が一冊しかないことを見越していろいろ用意したりと、前もって準備していたのがとても良かったです!
イベント参加している人にとっては「そんなの当たり前だろ(笑)」と思われるかもしれませんが、そういう準備ってなんか面倒くさかったりしませんか(笑)?
めんどくさがりなのに頑張ったな自分よ(笑)
もし何も用意していなかったら、準備していても広々と感じたスペースがさらにポツンとした寂しいものになってたのか・・・。そう考えるとちょっと怖いです。
○ 無料配布を用意しておいてよかった
今回、前を通りかかった時に同人誌を見て言ってくれる人がちらほらいました。
本を買ってくれる人はもちろんですが、作品に興味を示してくれる人の存在はとても嬉しいし、創作家にとってはかけがえのないものです!
そんな、せっかくスペースに立ち寄ってくれた人へ形に残るものとして、名刺やポスターカードを渡すことができたのはとても良かったです。
名刺は自分のサークル名やハンドルネーム、pixivなどのSNSのIDを載せたものを、ポスターカードは今回作った新刊の表紙と作る予定だった本のカラーイラストの2種類を用意していました。
自分の作品を少しでも気になってくれた人が今日のことを覚えていてくれるように、どこかのSNSで繋がってくれるようにと手渡せるものがあるのはとてもいいなと感じました!
反省点、これからがんばること
○ 日頃からの宣伝活動
今回は原稿が終わってから地道に宣伝活動をしていましたが、もっと普段からSNSに作品や絵をアップしたり、自分の創作活動についてアピールしたりなど日頃からの宣伝活動の大切さを痛感しました。
日頃から作品をアップしていると知ってもらうきっかけにもなるし、なにより原稿を始めた時にページの足しになるのでめちゃくちゃ助かることも分かりました(笑)
さいごに
今回で同人誌制作日誌はおしまいです!
長々な乱文を読んでくださったあなた!!ありがとうございました!
イベントだけでなく、何かを始めることはとても不安で訳が分からず、その分調べれば調べるほど、やればやるほど自分の可能性が見えてくるドキドキワクワクなお楽しみです!
そんな楽しみがちょっとでも伝わると嬉しいな!
これからももっとたくさんのことに挑戦していきたいです!
以上、ねこすけでした!